「そろそろ外壁、塗り替えたほうがいいのかな…?」
築10年前後になると、そんなふうに考えたことはありませんか?
「まだ見た目はきれいだし」「あと数年は大丈夫そう」と思っているうちに、つい後回しにしてしまう――。
実はこれ、多くの方が抱える“あるある”なんです。
外壁塗装は、家を長く守るために欠かせない大切なメンテナンス。
よく耳にする「築10年が目安」というのは、なんとなくの慣習ではなく、実は塗料の耐久性や保証期間に基づいた“根拠のあるタイミング”なんです。
たとえば、新築時によく使われる「シリコン塗料」の耐用年数は10〜13年ほど。
そのため、塗膜の効果が切れ始める前に再塗装しておくことで、外壁を傷ませず、大規模な修繕を避けられるのです。
もちろん、立地環境や塗料の種類によってベストな時期は変わりますが、「築10年」はひとつのわかりやすいサイン。
“今のうちに手を打っておけば安心”という、予防のメンテナンスとして考えてみるのがおすすめです。
1.なぜ「築10年」が外壁塗装の目安なの?
「外壁塗装は築10年が目安」とよく言われますよね。
実はこれ、ただの慣習ではなく、しっかりとした理由があるんです。
▶ 理由①:塗料の“もち”が約10年
新築のときに使われる塗料は、現代主流のシリコン塗料が一般的です。
シリコン塗料の耐用年数は、およそ10~13年程度。
つまり、10年を過ぎる頃には、防水性や保護力がだいぶ弱まってくるというわけです。
▶ 理由②:保証期間も“10年”が多い
住宅メーカーや工務店の外壁に関する保証も、だいたい10年までというのが一般的。
「保証が切れる=そろそろ劣化も出始める頃」というタイミングなんですね。
とはいえ「10年で絶対塗り替え」ではありません。
もちろん、すべての家が10年ピッタリで塗り替えが必要になるわけではありません。以下のような条件で、時期は前後します。
▷ どんな塗料を使っているか?
・フッ素塗料や無機塗料など、高耐久の塗料を使っていれば、15〜20年持つことも。
・逆に、コスト重視の塗料なら8年以下で劣化が進むケースもあります。
▷ どんな場所に家があるか?
・海が近い地域は、潮風で外壁が早く傷みます。
・大通り沿いの住宅は、排気ガスやホコリで汚れがつきやすいです。
・逆に、風通しがよく日当たりのいい立地では、塗料の劣化がゆるやかな場合も。
📌 よくある質問(FAQ)
Q1. 築10年経っていませんが、塗装は必要ありませんか?
→ 築年数が10年未満でも、外壁にチョーキング(白い粉)、ひび割れ、コケ・カビが見られる場合は塗装のサインです。年数に関係なく、劣化の状態を基準に判断しましょう。
Q2. 外壁塗装は自分でやってもいいんですか?
→ 軽い補修や清掃であればDIYも可能ですが、外壁全体の塗装は専門技術が必要です。特に下地処理が不十分だと、数年で剥がれることもあるため、基本的には専門業者への依頼がおすすめです。
Q3. 雨が多い地域ですが、いつ塗装するのがベスト?
外壁塗装は、基本的には一年中どの季節でも施工が可能です。
ただし、「よりスムーズに、仕上がりも良く」行いたい場合は、春(3~5月)や秋(9~11月)がおすすめです。
この時期は気候が安定していて、塗料が乾きやすく、工期もスムーズに進みます。
逆に、梅雨時期や真冬は注意が必要です。雨が多いと工期が延びたり、寒さで塗料が乾きにくくなり、仕上がりに影響する可能性があるためです。
「どうしても梅雨や冬しか時間が取れない」という場合でも、しっかりした管理体制のある業者であれば問題なく施工できますので、まずは相談してみると安心です。
Q4. 10年前に塗装した家ですが、次はいつ塗ればいい?
→ 使用した塗料の種類にもよりますが、シリコン系なら10~15年、フッ素系なら15~20年が目安です。ただし、外壁の状態によって前後するので、まずは点検を受けて判断するのがおすすめです。
Q5. 見積もりを取るときに注意すべきポイントは?
→ 「塗装面積が明確か」「下地処理の内容が細かく書かれているか」「保証期間が記載されているか」がチェックポイントです。2~3社から相見積もりを取ると、内容と価格の妥当性が比較しやすくなります。
2.見逃さないで!外壁が出す“劣化のサイン”
外壁塗装のタイミングは、築年数よりも“今の状態”を見ることが大事です。
こんな症状が出てきたら、そろそろ塗り替えのサインかもしれません。
□ 手に白い粉がつく(チョーキング現象)
外壁を触ったときに、手に白っぽい粉がつくことはありませんか?
これは「チョーキング」と呼ばれる劣化現象で、紫外線で塗膜が分解され、防水性が落ちている証拠です。
□ 小さなひび割れがある(ヘアクラック)
髪の毛のような細いひび割れでも、そこから雨水がじわじわ入り込んでしまうことがあります。
見つけたら早めの対処を!
□ 色あせて古びた印象に…
「最近、家がくすんで見えるな」と感じたら、それも塗膜の劣化サイン。
色あせは防水力の低下の証拠でもあり、見た目の印象もガクッと下がってしまいます。
□ 緑っぽい汚れや黒ずみ(コケ・カビ)
日当たりの悪い北側などに、緑色や黒っぽい汚れがついていませんか?
それはコケやカビが繁殖しているサイン。塗膜の防水性がなくなり、水分を含みやすくなっている状態です。
□ ゴムの部分がひび割れてる(シーリングの劣化)
外壁の継ぎ目や窓まわりにあるシーリング材(ゴムのような部分)に、ヒビや剥がれがある場合も要注意。
そこから雨水が入り込み、雨漏りや内部劣化の原因になることも。
✅ ひとつでも当てはまったら…
これらの劣化サインがひとつでも見つかったら、専門業者に点検を依頼するタイミングです。
放置せず、早めの対処で家の寿命もぐっと延ばせますよ!
3.放置はキケン!劣化サインを見逃すとどうなる?
「まだ大丈夫かな」と思って放っておくと、外壁のトラブルはどんどん深刻に…。
外壁の塗膜が劣化したまま放置してしまうと、
そこから雨水がじわじわと外壁の内側に入り込み、
・木材が腐る
・鉄部がサビる
・断熱材がカビる
・ついには雨漏りに発展…!
といった、建物内部へのダメージにつながってしまいます。
しかもここまで進んでしまうと、塗装だけではもう対応できません。
外壁の張り替えや内部の修繕が必要になり、数十万円〜100万円以上の費用がかかるケースも…。
✅ だからこそ、早めのチェック&塗装が安心!
外壁の劣化は、「気づいたときが一番安く済むタイミング」です。
大きな工事になる前に、気になるサインを見つけたら早めの対処をおすすめします!
4.お客様のご自宅にも劣化症状を発見!
先日、土浦市のお客様、N様邸へ現調に行ったところ
外壁に小さなクラックが見られました。
また、壁に触れた見るとチョーキングも起こっており、
この状態は防水効果がなく、雨水を吸収しやすい状態だったため、お客様に現状をお伝えしました。ご納得の上、現在工事へ進んでおります!
補修が必要なほどの大きな劣化がなかったためN様は「早めに気づけて良かった」と感謝の言葉を頂けました。
まとめ|「築年数+劣化サイン」が外壁塗装の判断ポイント!
外壁塗装は「築10年」がひとつの目安とされていますが、年数だけで判断するのはNGです。
大切なのは、今の外壁の状態をしっかりチェックすること。
✅ 築10年を迎えたら、一度プロに点検してもらう
✅ 手に白い粉がつく(チョーキング)
✅ ひび割れや色あせ、コーキングの劣化が見える
こんなサインがあれば、早めの塗装を検討するのが安心です。
放っておくと修繕費が高くつくだけでなく、家の寿命を縮める原因にもなります。
住まいを長く守るために、まずは「点検」から始めてみましょう!
つくば市,土浦市,かすみがうら市,稲敷市,牛久市,石岡市,龍ケ崎市にて、外壁塗装、屋根塗装、防水工事を承っております。
「どんな塗料を選べば良いか分からない」「今の外壁の状態が気になる」といったお悩みやご不安は、ペイントホームズ土浦店にお任せください。
無料の住宅診断やお見積もりをご利用いただけます。
さらに、カラーシミュレーションを使って、塗装後のイメージを確認しながら色選びをすることも可能です。 お気軽にお問合せ下さい。
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塗装店で8年間、来客や電話対応を担当しています。お客様からのお問い合わせやご来店の対応を丁寧に行い、安心してご相談いただける窓口づくりを大切にしています。お客様の目線に立ったわかりやすい記事作りも心がけています。読者の皆さまに塗装のことをもっと気軽に感じていただけるよう、わかりやすく親しみやすい情報をお届けすることを大切にしています。