外壁塗装を高品質・低価格に

サイディングボードについて 後編 ~デメリット~

前回お話いたしましたサイディングについて、今回はデメリットをお話ししたいと思います。

●デメリット● 

メンテナンス費用がかさむ

サイディング外壁自体の耐用年数は、素材によって異なりますがサイディングボードの上には塗装を施しています。再塗装は10年前後で行うことが一般的です。そのため、ボード自体のメンテナンスや再塗装など様々な費用がかかってきます。

熱を蓄積しやすい(窯業系)

窯業系サイディングの原料はセメントです。セメントは熱を吸収しやすい性質を持っています。そのため、室温が上がりやすいです。

防水性能が低い

サイディング自体には実は、防水機能は備わっていません。塗膜がはがれてしまうと、防水が出来なくなりサイディングボード自体が劣化してしまいます。

つなぎ目(目地)がある

サイディングボードのつなぎ目は、シーリングという建材で埋められています。そのため必ず外壁につなぎ目が出来てしまうのです。そしてこのつなぎ目のシーリングが劣化すると、つなぎ目の部分から水分が侵入し建物を劣化させてしまったり雨漏りの原因を作ってしまうのです。

お洒落な反面費用がかさんだり、メンテナンスを怠ると建物が劣化してしまったり…

サイディングボードは、貼っておしまい!な外壁ではありません。

デメリットを理解したうえで、きちんとメンテナンスを行えばどれだけ月日が経っても美しくお洒落な建物でいられるでしょう。