今回は、塗料の主要成分およびその仕組みと役割について説明していきます。
塗料は主に、【顔料】【添加剤】【合成樹脂】という3つの成分から構成されています。
顔料とは、塗料の色を決定する粉末状の成分です。
色の濃淡の他に、艶出しをする能力も担っています。
染料と見た目は似ていますが、顔料は不溶性という特徴を持ち、成分としては大きく違いがあります。
添加剤とは、防カビや防腐、たれ防止やつや消しなど、塗料に様々な性能を持たせるために加える成分のことを添加剤といいます。
合成樹脂とは、主に塗料の保護機能です。
塗料の粘りや付着力、乾燥性や耐久性などの部分に影響します。
アクリル樹脂・ウレタン樹脂・シリコン樹脂・フッ素樹脂 のように、塗料の品質やグレード、耐久性などを決める最も重要な成分です。
このように、3つの成分にはそれぞれ大切な役割があります。
しかし、例えば同じシリコン塗料だとしても成分の配合などはメーカーによって異なります。
塗料を選ぶ際には一度、成分表記を見てみるのも面白いかもしれませんね。
